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売却前の準備 (3)オープンハウス

家の売るためには、バイヤーやエージェント達に家の中を見せるプロセスが必要です。 けれど自分の家の中を他人に見せるというのは、やはり戸惑いを感じる方が多いのではないでしょうか? できる限りのプライバシーを保ちながら、なるべく多くのバイヤーに家の中をみてもらい、タイムリーに家を売却する、その一つの方法がオープンハウスではないかと思います。

オープンハウスは、家を売りに出すときの最初の週末のタイミングで行ないましょう。週末の土、日曜日の指定時間(通常は午後1時から4時までの3時間)にオープンハウスを計画して、多くの人に一度に見に来てもらいましょう。バイヤーやエージェントそれぞれとアポを作り、家の中を見せるよりも、一度に来てもらった方が、家の片付けやアポに邪魔されずにすむという利点があります。また、オープンハウスでは他のバイヤー達も見学していることが多く、早く決めないと他のバイヤーに買われてしまうかもという不安から、バイヤーの購入決心を早めに促す役目も果すという利点があります。

オープンハウスには、近所の方がいらっしゃることが多くあります。近所で売りに出た物件について、家族、親戚、友人、知人、仕事場の同僚などに話したいという感情が生まれ、ここからバイヤーが生まれることも多くあり、とても役に立つマーケティングです。 また友人の子供と同じ学校に通わせたい、子供の世話を頼む為に近くに住みたいなどといった特定の動機があるバイヤーはロケーションが重要になる為、正式契約まで間違いなく進む確率が非常に高くなります。

マーケットに売りに出してから数週間、数ヶ月たっても売れず、バイヤーが見に来る回数が減ってきてからのオープンハウスでは、興味本位のような人達が多くなり、実際の契約に繫がる可能性が低くなる傾向にあります。売りに出してからの最初の数週間、または価格を下げた時に、オープンハウスを行なうことがベストな結果を引き出すチャンスです。

オープンハウスは、バイヤー達の反応を直に感じることができるチャンスです。オープンハウスのときは、ぜひ家の中に居て、何気なくバイヤーの反応や人数などをチェックしましょう。ただし、なるべく第3者の立場で居ること、なるべく話さないこと、耳だけオープンにしていることが重要です。家について説明するのは、エージェントに任せましょう。

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