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家を買うための融資の準備

家を買うなら融資の準備は2年前から始めましょう、と言うと驚かれるでしょうか? しかし、融資を受ける2年ほど前から心づもりしておくと、より良い条件で融資審査に通る可能性が高くなります。以下に前もってやっておきたいことを解説します。将来、家を買う予定のある方はぜひ参考になさってください。

クレジットヒストリーをチェック


覚えのない、または合意できない未払いの負債記録が見つかった場合、対処に数カ月以上かかることもあるので、早めに確認しておきましょう。また、車のローンや家の賃貸、各店が発行するクレジットカード(ストアカード)に申し込むと、クレジットヒストリーに申し込み記録がリストされ、クレジットスコアが 5〜15ポイント下がるリスクがあります。良いクレジットスコアを維持するためにも、クレジットカードの申し込み回数を限定しましょう。

過去2年のタックスリターン


融資を申し込む際は、過去2年間に申告した収入額の平均が収入と見なされます。個人事業者で、融資申し込みが年末に近いケースでは、その年の収支決算も必要です。

過去1年のカード利用率


ポイントを集めている人やストアカードを使っている人は、融資を受ける1年ほど前から利用率をなるべく下げ、月々の負債額を減らす、または完済するようにしましょう。

過去1年のカード支払い記録


カードの支払いを毎月確実に行うことでスコアを上げることができますが、逆に一度でも支払いが遅れるとスコアは下がります。融資前の1年間に支払いが遅れた記録があると、その理由を書いた手紙などが求められます。2回以上の遅れがあると融資を受けづらくなります。

過去数カ月間の車やその他ローン


5〜7年の短期間ローンは返済期間が短い分、月々の支払額が高く設定してあるもの。場合によっては家購入の頭金を減らしてでもこれらのローンを完済する方が融資に有利なこともあります。

過去2カ月の銀行口座残高


融資を受ける際、頭金や経費があることを証明するためにアメリカ国内の自分名義の銀行口座に最低でも過去2カ月の間、必要金額が入っていることを証明する書類が必要です。

(サンディエゴ不動産エージェント・保科みゆき/ライトハウス2017年11月1日号「不動産マメ知識」コラム掲載)

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