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入居 • 物件チェック

Q. 賃貸契約のときに、チェックリストのような書類を受け取りました。入居から3日以内に記入して提出するように言われてあせっています。ドアや窓の開閉、引き出しを一つずつ開けたり閉めたりしてチェックしてみたのですが、もしも記入漏れがあったら、必要となる修理は私の責任になる可能性があるのでしょうか? またどの程度まで詳細に記入すればいいのか、アドバイスをお願いできますか?

A. 入居時のチェックリストは、入居時と引越しの時のコンディションを比較するための非常に大切な証拠書類となります。もしチェックリストを受け取らない場合は、ぜひご自分で用意しましょう。各部屋(リビングルーム、キッチン、ベッドルームなど)に区分けして、またそれぞれのアイテム(フロアー、壁、ドアなど)について、タイルのチップ、カーペットのしみなど、箇条書きのリストを作ってください。

入居時の物件のコンディションを正確に記録する。将来の引越しのときに、テナントとしてのあなたに不利なチャージへの責任がかからないための良きプロテクションとなります。修理の依頼目的というよりも、正確に入居時のコンディションを証拠として記録する事が大事でしょう。細かくチェックする主なアイテムは、傷やダメージです。こういったアイテムは、あなたにとっては気にならなくても、いざ修理をするとなると費用がかなりかかる可能性もあるため、責任の是非は前もって確認しておくべきでしょう。また、写真はときどき言葉よりも明確に記録を残します。特に証拠が必要になるかもしれないアイテムは、必ず写真で記録をとっておきましょう。

タイルのひび割れ、キッチンやバスルームのシンクのチップ傷、部分的なペイント修理方法では、見た目が悪く、きちんと直すには、シンクの取替えが必要となるため費用がかさみます。必ず各シンクの状態を注意してチェックしてください。

カーペットのしみ カーペットはシャンプー/クリーニングの数週間後に、以前のしみがカーペットの下のパッドからまた浮き出てくることがよくあります。入居後の数週間は気をつけてチェックしてください。

壁やドアなどの傷 ドアを強く開けたためにドアノブにより壁に穴を開けてしまうケースは割と少なくありません。ドアストップが付いていない場合は、こういった事故を防ぐためにもぜひドアストップの取り付けをリクエストなさってください。

網戸の破れ 入居前に必ずチェックしましょう。スライディングドアのスクリーンなどは、取っ手の近くが破れがちです。

また、ドアの開閉が困難、引き出しがスムーズに動かない、トイレの水が流れっぱなしになる、キャビネットの蝶番が壊れている、バスルームのシンクの下がもれているなど、気が付いたこと、修理の必要なことは、なんでも記入してください。修理が必要かどうかではなく、入居時のコンディションを記載することが目的です。傷やしみなどと違い、通常の使用による故障はオーナー側の責任範囲なので、記入漏れがあっても大丈夫なのでご安心ください。

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