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エスクロー期間中 – セラーからの質問

Q1. 売主としてエスクロー期間にやるべきことを知りたいのですが?既に引っ越してしまったので、家は空き家です。電気、ガスや水道などのユーティリティーは、もうキャンセルしてもいいですか?そして火災保険は前もってエスクロークロージングの日でキャンセルするように連絡しておけばよいですか?

A1. ユーティリティーは、エスクロー期間中キャンセルはできません。バイヤーの物件調査などがありますので、必ず正式契約が終了するまでオンにしておいてください。また、庭のスプリンクラーなどの設定も通常通りのままにしておく義務があります。キャンセルの手続きは、クロージングまでの期間が延びることも時々ありますので、クロージングの数日前に行う事をお勧めします保険はクロージング後に保険会社に連絡を取れば、期日をさかのぼってキャンセルしてくれますので、ご安心下さい。これは法律上、クロージング後の不動産に対して保険料金をチャージできないため、たとえ数ヶ月後に知らせたとしても、エスクロー会社の書類でその期日を証明すれば、問題なく取り扱ってくれます。

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Q2. 固定資産税はどうなるのでしょうか?確か、第1期と第2期の分は両方とも払ってありますが?キャンセルの手続きは私が行うのでしょうか?

A2. 固定資産税は、毎年10月頃に郵送されてきます。第1期は、その年の7月1日から12月31日までの半年分、第2期は、次の年の1月1日から6月30日までの半年分となっています。固定資産税は、エスクロー会社がクロージングの日を基に日割り計算を行います。新しいオーナーの名前が登録されると自動的に固定資産税務局の方へ手続きが行われるのでご自分で連絡する必要はありません。ただし、クロージングの期日が、固定資産税の請求書の郵送される10月以降の場合は請求書をエスクロー会社に渡してください。

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Q3. 現在支払っているローンやHomeowners Associationはどうすればよいでしょうか?

A3. ローンのクーポンもしくは月々のステートメント、HOAの請求書は仮契約が決まり次第、すぐにエスクロー会社に渡してください。エクイティーラインなどのローンがある場合はこれも忘れずに渡してください。これもエスクロー会社のほうで手続きを行ってくれます。銀行からの自動引き落としの場合は、必ずご自分の銀行へ最後の支払い日を確認した後キャンセルしてください。尚、クロージングの日とローンの支払日が近いときは、エスクローを通して支払いをするべきかどうか、エスクローオフィサーと確認なさることをお勧めします。

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Q4. クロージングの日は、会社を休んだほうが良いのでしょうか?それとクロージング予定日が私たちのバケーション旅行の出発日に近いのですが、クロージングが送れたときのことを考えて旅行はキャンセルしたほうが安全ですか?

A4. セラーとしての必要なインフォや書類手続きはほぼエスクロー期間の初めの頃に済ませておくことができますので、クロージングの当日はエスクロー会社とタイトルインシュランス会社がすべてハンドルしますのでセラーが行う手続きは何も無いはずです。旅行は、クロージングが遅れたときのために、親戚もしくは友人にPower of Attorney、委任状を渡しておくオプションも可能です。

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Q5. 委任状というと責任重大みたいで、気軽に頼めるかどうかちょっと気になるのですが?

A5. 一口に言って委任状といっても、不動産売買で使うのはSpecial Power of Attorneyと呼ばれ、指定された不動産に関してのみの委任状です。作成しておいて、必要なければ破棄されますし、あくまで必要書類のサイン漏れなどテクニカル的な手続きだと思ってください。委任状を使わない場合は、エスクロー書類は通常ファックスやメールでも大丈夫ですので、旅行中でもコンピューターやファックスさえ使えれば問題はありません。注意点としては、セラーとしてサインする書類でファックスコピーでは認められないのは、Grant Deed=譲渡書だけです。登録が必要となる書類は、Notary Public=公証人の前でのサインが必要となるため、オリジナルの書類が要求されます。

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