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家を売る前の準備リスト(2)仮契約中、契約完了後

Q1.近いうちに家を売却し、帰国する予定ですが、何を準備しておけば良いのか、教えてください。


A1.ご帰国前の家の売却に際して、前もって準備しておきたいことを、契約前、仮契約中、契約完了後の3つに分けてリストしました。今回は、仮契約中、契約完了後の準備についてご紹介します。

● 仮契約中

HOAへの支払い:仮契約が成立すると、エスクロー会社からHOAに必要書類の作成をリクエストします。売主は、エスクローを通して、またはオンラインでHOA書類の作成費用の支払いを行い、バイヤーが契約期間内(通常7日間)に書類を受け取れるように行う必要があります。この書類作成費用は、前払いの支払いが必要となるため、売主側の迅速な対応が求められます。

光熱費(電気とガス、水道、ゴミ収集)、インターネット、テレビ、電話のキャンセル: 光熱費の口座は、クローズ日プラス1日を基本にキャンセルリクエストを行うと安心です。正式契約日が数日変わる可能性もあるため、クローズ日の数日前に行われるほうが良いでしょう。

住所変更:郵便局の転送サービスは、基本6か月間と定められています。この転送サービスはとても割安ですが、転送に余分の日数がかかってしまうため、毎月の支払いが必要な請求書などの転送にはお気をつけください。前もって、できる限りオンラインに切り替え、郵便物を減らしておくと便利ですね。
郵便局のサイト(www.usps.com) からこの転送サービスを受けられます。尚、$40 以上の手数料を取る代行業者のサイトなどもありますので、ご注意ください。

● 契約完了後

火災保険のキャンセル:火災保険のキャンセル手続きは、正式契約日以降に行うことができます。エスクロー精算書のコピーを保険会社に提出すると、クローズ日を基に、日割り計算で残りの期間分のリファンドを受け取ることができます。

銀行口座:ご帰国後に何らかの支払いが必要となったり、またはサービスキャンセル後に届くリファンドチェックの現金化は、日本での対応が難しい、費用がかさむなどといったトラブルがあります。ご帰国の際、しばらくの間だけでも銀行口座を一つキープしておくと便利です。帰国後の口座閉鎖に関しましては、帰国前に銀行の方と相談され、必要書類を作成しておくことをお勧めします。

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